バーミヤン。
中華レストランの名前で有名ですが
アフガニスタンにある町の名前です。
バーミヤンの渓谷には古代遺跡群があり、世界文化遺産にも指定されています。大仏は全長55メートルもありました。ところがこの古代遺跡は、2001年、タリバンによって爆破され、ほとんどが失われてしまったのです。
その後2003年には、この破壊された大仏などの遺跡を、当時、和光大学名誉教授の前田耕作氏を中心とした日本のプロジェクトチームが調査したのですが、その時の映像記録をDVD化するお仕事に参加させていただきました。
なので、アフガニスタン、タリバン、バーミヤン、色々な思いがあります。

あの破壊から20年。
大仏の復元の取り組みもある中、前田教授のもと、今秋9月から東京藝術大学で「みろく-終わりの彼方 弥勒の世界」展が開かれるそうです。アフガニスタン・バーミヤンの壁画の原寸大の復元などとともに、弥勒信仰の変遷をたどる展示だそうです。

この夏、タリバンがアフガニスタンの首都カブールに侵攻し、掌握。アフガンを脱出する人々の映像を見ました。
美しい渓谷と遺跡群のあるバーミヤンは、いま、どうなっているのでしょう。