山深い、静かな、
凛とした空気につつまれて
どこまでも伸びていく杉の木のように
心がまっすぐになれる気がした。
福井県・永平寺。
曹洞宗の大本山、禅修行の道場。
雲水(修行僧)の方々の無駄のない所作が美しい。
そんな永平寺で「坐禅」や「朝のお勤め」を体験しました。
体験なので修行ではありません。
20分余り坐禅を組ませていただき、1時間ちょっとお勤めに参列させていただいたというもの。
いろいろ感じたことあり、でしたが
一番は、なんと規律の厳しい所なのだろう、という事。
早朝、80人くらいの若い(たぶん20代と思われる)雲水の方々がお勤めをされていました。きびきびと動き、無駄のない一連の動作に心を動かされました。
お話によると
夜明け前から、坐禅や掃除、その他の作業に身を投じ、一つ一つの所作に決まりがある中を過ごしているそうです。
その無駄のなさ、一つの動きにも、他を思いやる心があるのだと。
貴重な体験となりました。