私の母子手帳(←何年前のものなんだ‥‥と笑ってしまいますが、予防接種の記録など意外に役立っています)に
お米の配給時代の通帳が挟んでありました。
「一般用米穀類購入通帳」というものです。
元々は戦時下、政府が食糧の管理統制を行なったことから始まりました。
家族分の決まった分量しか購入することができなかったという事です。
戦後しばらくこの制度が続いていましたが
1969年(昭和44年)に、政府を通さずに流通する米を一部認めた自主流通制度が発足したため、この米穀通帳制度は形だけのものとなりました。
なので、うちに残っているこの「米穀通帳」は、最後のものなんだろうなぁ、と思います。
ところで
野菜、ガソリンなどなど、値上がりラッシュの中
お米は値上がりしないかと思っていたら
昨年から高騰し、新米が出ても下がらず、今や最高値の状態。
政府も備蓄米の放出を決めました。
テレビのニュース情報番組の解説を聞いていると
お米の価格は安くならないのでは、と思ってしまいます。
このままで、日本のコメは大丈夫なのか、心配になります。